テスタータイプは、めったに怒りません。少なくとも、その場で怒りをあらわにすることは、まずありません。
それでも、テスタータイプに謝らなければならない事態になってしまうこともあります。そういう時は、謝る前に原因究明を忘れてはいけません。
なぜ、そんな事態になってしまったのか。事実を確認して、原因を特定する。そして、そういう事態にならないためにどんな対応策をとるのか。そこまで考えてから報告し、謝ることが大切です。
テスタータイプを遊びに誘うときは、無理強いは禁物。あなたに対して、苦手意識をもってしまうからです。
スケジュール的にも余裕があるときに、どこで何をするのか、明解にして誘うのが原則です。
目的がぼんやりしているときは、いつどこで何をしたら楽しそうか、相談に乗ってもらうのがおすすめ。
テスタータイプは、気軽に約束はしてくれません。社交辞令で言った「今度飲みに行きましょう」にも「スケジュールがあえば」と正直な答えが返ってきます。
が一旦約束すると、きちんと守ってくれます。
逆に考えると、テスタータイプとの約束は、守らなければなりません。断りづらかったからと、ドタキャンなどもっての他です。
テスタータイプは、実は相談に乗るのが大好きです。
仕事上でも、私生活でも、具体的な相談に乗るのが得意です。相手の身になって聞き、論理的に考えて、一番よさそうな道を示してくれます。相談に乗っているはずが説教を始めたり、怒りだしたりということがないので、安心して話ができます。
相談に乗ってもらったら、結局あなたがどんな行動をしたか、その結果どうなったかを報告すると、とても喜ばれます。
テスタータイプの機嫌を取ろうと、お世辞を言ったり、おおげさな表現をしたり、都合が悪いことを隠したりするのは、逆効果です。
それはすべて、ごまかしやウソに映り、あなたが信用できない人に分類されてしまいます。
特に職場では、常に正確で、素早い「報連相」を心がけましょう。
【上司】
テスタータイプの上司の場合、マメに報告するというより、常に自分の作業の状況がわかるよう、情報共有しておくのがベストです。
相談は、不測の事態があったときだけで充分です。その際は簡潔に状況をまとめます。ミスを隠そうとしたりすると、逆鱗にふれることも。客観的な情報をまとめ、原因を推測し、解決案を提示して、判断を仰ぎます。
【部下】
テスタータイプの部下の場合、指示は明確に。〆切や目的はもちろん、責任範囲や優先順位など、判断材料が多いほど、迷わず働きます。
指示が気分で変更されると、思い切りやる気をなくします。
変更が必要な場合は、変更内容だけでなく、明確な変更理由を伝えることをお勧めします。