【相談編】からの続き https://goo.gl/rdC9yv
太田さんは、追い込まれていたスペシャルタイプでしょう。
スペシャルタイプは、プライベートと仕事を分けるのが苦手。だから私生活でダメージを受けると、仕事に影響がでがちです。
バイトを休むのも、バイト先の環境が主因ではないでしょう。
会えない言い訳のつじつまがあわないのも、スペシャルタイプならありがち。
大事なのは事実ではなく、「会いたくない」という気分。
だから、その場その場で、適当な言い訳をしてしまうこともあるのです。
特に心が弱っているときは、前にこう言ったから、と気を使う余力もなくなってきます。
おそらく太田さんは、色々追い込まれていて、バイトを休んでしまい、そのせいでお金もなくなり、病気にもなり、将来の夢に対してがんばる行動も取れず、自分を責めていたのだと思われます。
その結果、ますます元気がなくなり、体調も悪くなり、バイトにも行けない、お金もないから、ますます自己嫌悪 という負のスパイラルに入り込んでいました。
そこに尊敬する人から「本を読め」というメッセージが来て、読んでいない自分を否定されたような気がしたのでしょう。
自分を守るために、自分を否定する現実全てから逃げようとして、佐伯さんと会うこともできなくなってしまったのです。
「体調が悪いなら、本読まなくてもいいよ」と言われても、読むことができない自分を再認識させられるので、ますます逃げたくなってしまうという悪循環です。
佐伯さんに会いたくないのも、佐伯さんが怖いとか、嫌いというより、佐伯さんがダメな自分を知っている人だからです。ダメな自分と対面できないくらい傷ついているから、自分を守るためには逃げるしかない、という状況なのです。
こうなってしまったスペシャルタイプに対する対応策は一つしかありません。
太田さんの傷がいえ、心が少し復活するまで、そっとしておいてあげることです。
ただし、一つだけやるべきことがあります。
それは……
明日公開の【対応編】に続く。https://goo.gl/rdC9yv